梅雨に入って、雨ばかりかなと思ったら、ここ2日は晴天続き。
晴れるのは歓迎なのだけど、ちょっと蒸し暑くなってきたかなぁ。
夏が近いです。
Amazon Videoでちょっと興味深い映画を観ました。
『オブリビオン』(Oblivion)
トム・クルーズ主演のSFハリウッド映画。
しかしながら、考えさせられる内容でした。
※以下ネタバレ含みますのでご注意!!
内容的には、
エイリアン襲来で、これに対抗するために核兵器まで使って何とか撃退したものの、月はエイリアンに破壊され、天変地異が起こり核汚染まで重なって、人類は地球から土星の衛星タイタンに移住していた。
地球では、海水から核融合燃料を作るプラントが設置されて、それを守る任務につく人間(トム・クルーズ)がいたのだが….。
これ以降は映画を見てください。笑
非常に映像が綺麗で、イーオン・フラックスを観たことがある方なら、あの状景観といえば納得してもらえるかと。
その透明感ある映像の中で、紡がれるストーリーは2段も3段もどんでん返しがあって、飽きさせません。
この中でキーとなるのが「クローン」。
自分が実はクローンだったら。
自分の目の前にいるパートナーがクローンだったら。
でも、そのクローンには自分との思い出が残っており、自分に対する愛情も持っている。
どうします?受け入れられますか?
結局、肉体は器なんだなぁ、と思わせて暮れてくれました。
だったら、そのクローンに宿っている心、魂は????コピー????
クローンとして生まれた個体に宿る魂は、本来は別物と考えるべきなのでしょうが、同じ思考をし感情を持ち、行動することを踏まえると同じものと考えてもよいのかも????
では同じ魂をもった個体が複数いるのか???
まだこのような事態は実際には起こっていませんが、物理学的な思考実験としては面白い命題だと思います。
表層意識・深層意識は、非常に近いものになるが、それぞれが違った経験をすることによって、違ったものになってくる可能性は大きいでしょう。
ただ、その違いは、異なったシチュエーションにおける反応のバリエーションと考えることもできるわけで、そういう意味では、個体が別れた同じものともいえる。
では、魂的には?
本来、魂は根源が一つ(いわゆるワンネス)であるから、クローンでなくても元々一つのものであるが、この世での在り方として、個性を持って(別々なものとして)隔絶したものであるわけです。(元がつながっていたとしても、通常はそれを認識することはほとんどない)
ということは、この世での在り方としては、クローンであっても別々の魂であると言ってもいいでしょう。
さて、そうした同じに見えるが、別々の魂を持つもつクローンを、(あえて言うのなら)オリジナルと同じように受け入れて愛することが出来るかどうか…。
難しいですね。
出来るかもしれないし、ダメかもしれない。
この揺れは、我々が表層意識を強く持っているからでしょう。
今、目の前に見えているもの、聞こえるもの、触れられるものからの情報が一番大きく影響するから。
いくらワンネスだと言っても、それを表層意識の中で一番にはできないからです。
深層意識だ、魂だと頭(=表層意識)で理解していても、表層意識が深層意識なり魂と触れ合うことが出来なければ受け入れることは難しいのですから。
それがし易くなるためには、浄化や瞑想といったことがあるのですけれどもね。
ちょっと禅問答みたいになっちゃいましたが、哲学や宗教学もこういった観点から入っていくと理解しやすくなるのかもしれません。
などと、小難しいことをつらつらと考えてしまったのでした。笑
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