ガイドと我々の見え方の違い

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小平選手、スピードスケート500mで金メダル!しかもオリンピックレコードでしたからすごいです。
日本のメダル獲得数も長野五輪とならんで10個。これからの伸びを期待したいところです。

そして、絶好調の女子カーリングがカナダと対戦中。
「そーだねー」の掛け声が響いております。笑

やはりランキング1位のカナダ。厳しい戦いになっておりますが、このカーリングの中継を観ていて、「これって高次からの見え方なのかな」と思いました。

TV中継の映像だと、そのほとんどはサークル(得点圏)の真上からのアングルになります。
ストーンの状況全体が俯瞰で分かりますので、それぞれのストーンの位置が正確に分かります。
どこにストーンを置きに行くとか、その角度でどのストーンに当ててどこに止めるのが最適か、とか一目瞭然に分かります。

ところが、プレーヤー達の目線は当然氷上と平行に近いものになります。
ストーンの裏側にストーンが回り込んでしまえば見えにくくなりますし、ストーン同士の距離感も真上から見るのとは全く違うものになってきます。

ああ、これって高次の存在と私たちの物事の見え方の違いみたいなもんだなぁ、とふと気が付きました。

TV中継の視点が高次での見え方。プレーヤーの視点が我々の見え方というわけです。
TV中継の視点では、最適な方法が俯瞰で見えますが当然手が出せません。
あくまでゲームを行うのは、難しい見え方のプレーヤーです。

で、TV中継とプレーヤーの中間の視点の存在もいます。コーチです。
コーチの視点はTV中継の視点よりは明確ではありませんが、プレーヤーより高いところからも見えますし、より全体を見渡せる存在です。
この視点の存在がガイドといえるでしょう。

コーチは、プレーはできませんが助言はできます。
プレーヤーはピンチの時や本当に迷ったときはタイムアウトを取って、コーチに助言を求めます。
休憩時にはコーチが積極的に寄って行って助言します。

まさにガイド的な役割!笑

でも、コーチがいくら最適な戦術を判っていても、あくまでゲームを行うのはプレーヤー。我々です。
私たちがストーンを投げなければ何も始まらないし、何も起こらないのです。

そのプレーに対して適切な指示をくれるのが、視点の違う存在のガイド達です。
時にはプレーヤー目線での戦術とは違う指示もあるでしょう。プレーヤーにとっては「え~っ!何でそれ!?」的なものです。
でも、視点が違うので同じ状況を見ても取るべき戦術が違ってくるのは当然なことです。

余談ですが、コーチにも上手い下手があったり、新米、ベテランの違いがあったりするのと同じで、ガイドにも得手不得手や経験の有無の違いがあったりします。
高次の存在なので、当然のこと我々よりも見えているものは広いし深いのですが、勘違いしたり間違えたりもします。笑
ガイドといえども完璧ではないのです。でも失敗のリカバーの仕方は我々よりも広い視点からので我々よりも数段確実で強力だったりするわけです。

ゲームが進めば、ピンチもあればラッキーもあり、実力が報われることもある。
困ったときにはコーチに助言してもらいながら立て直す。そうやってゲームをすること自体を楽しむ。
この世の生き方だなぁ。

カーリングを観ながらそんなことを思ったりしたのでした。

あーーー!日本、第7エンドでコンシード(ギブアップ負け)かぁ。(> <)
でもまだまだこれから!頑張ってほしいです!!

 

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