働き方改革

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今日の関東地方は、異常に暖かった…と思ったら夜にはまた寒い寒い。
変な気候でした。

長期政権となっている安倍政権ですが、その所信表明の中に「働き方改革」があります。
正直なところ、どう改革しようとしているのか今一つはっきり見えないのですが、そんな中、何気なしに開いたWebページに面白いことが書いてありました。

「ホラクラシー型組織」という言葉がそれです。

簡単に言ってしまうと、組織の中で階級や役職、上下関係をなくし、組織全体に権限を分散・拡張する管理体制です。

ちなみに、これまでの一般的なピラミッド型の権限序列がある組織は、「ヒエラルキー型組織」といいます。

組織で階級がない?上下関係がない?そんな組織って成り立つの!?とヒエラルキー型が常識となっている我々は思ってしまいますが、最初はアメリカやオーストラリアの非営利団体(NPOとかNGOなど)で広まり、アメリカの企業でも2013年ころから取り入れるところが出始め、日本でもチャレンジする企業が現れてきました。

実際にどんな感じなのか、下記の記事で取り入れた企業の社長のBlogが読めます。
ホラクラシー型組織で8年経営してみた。

上司がいないので、プロジェクトや業務を進めてゆく中でのまとめ役、リーダーは自然発生的、もしくは協議的に決まっていきます。また、その過程でそれぞれメンバーの役割を自分自身がいしきすることにもなるので、集団としての結束が固くなり、決定が迅速になり、業務がスムースに効率的に進みます。

もちろん、社員の行動を把握しにくくなる、急激な規模拡大が難しい、情報コントロールのリスクが高まる、といったデメリットもありますが、これは、私から言えば、ピラミッド型の組織形態にどっぷりはまってきたからこそのデメリットだと思います。

まあ、突っ込んだ組織論や経営論はしませんが、スピ的にもこの組織形態への変化は、アセンションに沿ったものだと感じます。

本来仕事は、自分がしたいことをその時出来ることを最大限発揮して行うものであって、人から与えられるものではないからです。
どうしても、その辺がピラミッド型のヒエラルキーの上に成り立っている今の一般的な組織の中では、忘れがちなことなのですが、これが完全にフラットな組織形態の中にあると、否が応でも向き合うことになります。

組織的な重圧がない代わりに、個人の責任が強く求められることになります。
同時に、自分にできないこと苦手なことは、それをきちんと自覚した上で他の人を信頼して頼ることになります。
そこには、誰が上で誰が下だという観念はありません。

高次の存在はそういった形の集団です。
基本的には自分のしたいことを仕事としていまし、役割が割とはっきりしています。
まとめ役はいますが、そのまとめ役も、物事をとりまとめるのが得意だからやっているだけの話です。
その状態を、我々の常識で分かりやすくすると、大天使ミカエル、とか万能の神ゼウス、とかといった表現になっていますが、彼らも基本的には誰が上だ下だ、の感覚はありません。

その状態に近づく、今は過渡期にあるのだと思います。(まだまだその兆しが見えただけですが)
これは一つのアセンションの現象といえるでしょう。

私自身、特に独立してから強く感じているのは、事業プロジェクトも今後は、フリーランスや技術特化した零細企業(職人さんみないな企業)が寄り集まってチームとして進めてゆくようになるだろうということです。
大きなプロジェクトの場合、国や大企業は全体の交通整理をしたり、資金的な役割を担うようになると。
で、一つのプロジェクトが終了するとっチームは解散。また新しいプロジェクトで新しいチームが作られる。

そういう事業の進め方をしてゆくと、非常に革新的だったり効率的だったり(利権争いが極端に減るので)する事業が生まれるはずです。

きっと私も組織を離れてみないと、このことには気が付かなかったかもしれません。
決して楽なものではありませんが、私自身、組織にいた時とは比べ物にならないくらい解放感を感じていますし、本来、この場所にいるものだったのだなと感じています。

もちろん、ピラミッド型の組織が消滅することはないでしょうし、そこに属することで真価を発揮する人もいます。ヒエラルキー型の組織にもメリットはありますし。
しかし、これからはヒエラルキー型の組織が常識、ということではなくなっていくだろうと思います。
(私は、そういった世界を選んでゆくんだろうとおもいますし、そうしたいと思っています)

「働き方改革」って、単に非正規雇用がどうだとか労働時間がどうだとかという、表面的なことではなくて、組織や意識の在り方を根本から見直してこそ成しえるものではないかと思うのです。

ヒエラルキー型の組織の中にいても、意識をホラクラシー型に持っていくことで、いろいろ見えてくることもあるし、変わってくると思います。そういった内部改革で組織が生まれ変わることもあると思いますし。

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