今年前半クールで、面白いアニメがいくつも出てきていますね。
その中でも、かなりスピ的にハマっている作品があります。
「正解するカド」
いきなり羽田空港に2km四方の立方体が現れ、そこから出てきた「ヤハクィザシュニナ」は、人類を推進させるために来たと言う….。
非常に設定も細かいし、多次元を真正面から扱っているのが面白いですね。
この立方体はカドと呼ばれ、ヤハクイザシュニナともども「異方」(別次元という言葉では正確ではないそう。汗)のもので、カドは異方とこの宇宙の境界に接するものであり、変換機でもある、とのこと。
なんのこっちゃ、ですが、要するに人類と多次元の存在のファーストコンタクトのお話なんですね。
で、そのヤハクイザシュニナが取り出したのは、ワムという2つの丸い球。
このワムは、無限の電力エネルギーが取り出せるオーバーテクノロジーの物体。一対で豆電球から、空港丸ごと、規模は関係なく最適な電力量を無限に供給してくれる。
これを人類に渡したいという。
それを公式に全世界に発表しちゃったもんだから、世界中、そりゃもう大騒ぎ。
ついには国連が日本にあるワムを全て無条件で国連に預けなさい、でないと経済制裁と武力行使するらね!と脅されます。
これなんですよね。今の人類は誰かが圧倒的優位なものを持つと、それを取り上げて封じ込めてしまう。
ヤハクイザシュニナの意志は違います。
「人類すべてに渡したい」
おそらく、私たちが「神」と呼ぶ存在は、こうした多次元の存在の場合もあったのでしょうね。
古代の人達の前にも表れて、いろいろな技術や知恵などを与えて、人類の推進を見てきたのだと思います。
古代神話は、あながち絵空事ではなく、実際にあったことなだと思います。それを表現する術がまだ未熟というか、当時の感覚ではそういう風にしか書けなかった、というところでしょう。
で、同時にヤハクイザシュニナは言います。
「人類よ。正解しなさい。」
おぉ….。正解しないと….。
なぜ、彼が日本に現れたのか。
「目の前にパンがあって、自分はもう十分食べた。そこに他の人が来たらどうするか?」
という問いに、基本的に日本人であれば、「パンを分ける」という発想になるかと思います。
それが他の国の常識ではないということも、また人類の悲しいところでもありますが、ともかくそれがDNAに染みついている日本を選んだというのです。
国の優位論を論じるつもりはありませんが、スピ的に見て、今後の世界の混乱の中で重要な役割を担うのが日本っだという話があり、なんとなく納得します。
この話でも、国連はワムを国連の管理下において、とにかく一国独占させないようにと考えます。
しかし、独占する必要もない(無限にエネルギーは沸くのですから)ものを、必死に抱え込もうとする。
そういう思考は今後廃れていくのでしょうね。
ですので、今、世界中でトランブ大統領率いるアメリカをはじめヨーロッパ諸国でも保護主義の我が国第一主義の旋風が吹き荒れていますが、これはそういった思想が崩壊するための反作用なのだと感じます。
振り子が一度反対に振れているのです。
仮想通貨もそうですが、これから世界が進む方向は国という概念すら政治的・経済的には曖昧になってくるのではないかと思います。国という概念があまり意味を持たなくなってくる、と言った方がよいでしょうか。
よく、SFなんかで「地球連邦」とか言いますが、あんな感じです。
それぞれの国は県や州といった意味合いになっていくのかと。
人間の想像力はすごいですね。
当時は遠い未来だったり、仮想世界だったりのことかと思っていたものが、何十年かで現実化してくるのですから。
この辺のお話も、また今度掘ってみたいと思います。
そうそう、この「正解するカド」、観ていると日本政府の対応の仕方とか「シン・ゴジラ」を彷彿とさせるのですが、実は企画自体は2年以上前からあって、シン・ゴジラより前だそう。
かなり突っ込んで取材したんですね。かなりリアルだと話題です。笑
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