身体ももうほぼ回復してきて特筆することもなく、あとは退院を待つばかりとなってきたし、闘病日記も飽きてこられた向きも多いかと。笑
なので、ここはちょっと趣向を変えて…。
と言うほどのものではないのだけれど、少しネットの昔話など。笑
今回の入院で一番困ったのはネット通信のパケット問題。
自分のiPhoneはパケ放題をやめてしまった為、3GB/月のパケット制限。救世主と思われた父親のDocomoのWiFiルータも7GB/月の制限がりました。orz
どちらもあえなく入院10日目には使い切り、低速モード(128kbps)に強制切り替え。
iPhoneの方は1GB 1,000円で追加できるのだけれど、使用量からすると退院までにいくらかかるかわからないと購入自粛。
仕方ないので、128kbpsで頑張っておりますです。(進行形です 笑)
しかし、128kbpsとう通信速度、現代ではもう遅すぎますね。
Flashとか使ってないWebサイトでも、ちょっと大きい画像が入っていると表示が止まる。下手するとサイト自体立ち上がらない場合も多い。
今のWebサイトって本当に重くなったんですね。
その昔、光はおろかADSLすらない時代。そう1990年代ですね。アナログ回線でネットにつないでました。
モデムからは「ピ~ッ、ガァ~ッ!」って鳴ってましたね。その際の通信速度は56kbps!!
今普通の光回線での接続スピードが実測値で大体15Mbps~20Mbpsくらいなので、大体1/300~1/400のスピードです。
当時、パソコン通信(!)やってましたが、つないで落としている掲示板の書き込みが目で追えるぐらいのスピードです。笑
そのうち、デジタル回線のISDNが出てきましたが、それでも一般用は64kbps。たかが知れてます。
その頃、それほど数は多くなかったですが、Webサイトも存在してました。でも表示速度にそんなに不満はなかったですね。
写真も小さかったし、画素数も大きくなかった。テキスト中心で画像もGIFやPNGの軽いものが中心。
インターネットの回線自体が細かったこともあるので、アップできるデータがそもそも小さかったということが大きかったですね。
2000年過ぎてADSLが出てくるまで、ひたすら「ピ~ッ、ガァ~ッ!!」ってやってました。笑
そのころ、既に検索エンジンも幾つか登場していて、Yahoo!やExcite、Gooなんかもあったかな。
基本的なインターフェイスは今と変わらないのですが、検索方法がキーワードをそのまま探す形だったのでなかなか欲しい情報のあるサイトにヒットしないということがありました。
今と違って、キーワードは一つで探さないとだし、文章形式は認識してくれないし、キーワードを結構工夫しないといけなかったものです。
今は、検索エンジンが先回りして候補ワードを出してくれたりするほどなので、本当に便利になったなと思います。
あと、PCをネットワークするなんて、もう夢のまた夢みたいな感じでした。
LANの概念が一般化してくるのは、私の体感では2000年ころで、それまではLANであっても相手のPCを認識してその中の情報を共有するなんてことは、もう科学者レベルでしかできないと思っていました。
それが、Windows95が出てから企業レベルの専門家であればネットワークを構築できるようになってきて、Win98で私レベルでもなんとかつなげることができるようになってきました。その時はもう感激でした。
そのころ、家に3台PCがあったのですが、それらをつないで意味もなくつないだPCの中身を見て喜んでました。笑
それが、今ではネットにつながっていない(スタンドアローンといいます)PCはタダの箱。
たった15,6年の間にこんなことになるなんて….。
私が新卒で社会人になった時は、まだPCもなく、遠隔の通信手段は電話かFAX、海外とはテレックスくらいでした。
もちろん携帯もまだありません。
それが2,3年してスタンドアローンながらPCが入りだし、もう少したつと一気にLANでつながりました。支店も本社とネット回線でつながります。
そうすると、連絡手段にメールが突然割り込んできて席巻してしまいました。
いつの間にか、取引先ともメールでやり取り。名刺にもメールアドレスが当たり前のように載るようなりました。
そんなインターネット業界(そのころはまだIT業界なんで言葉すらありませんでした。)の動きの速さ、ダイナミックさに魅せられてこの業界に着の身着のまま飛び込むことになったのでした。笑
そういえば、そのころ最新の技術として登場したのがFlashでした。
当時、Webサイトは静的なもので、動きがあるといってもGIFアニメ程度のちょっとしたものでした。
そこに、Webサイト上で動くコンテンツを載せられる!と大評判だったFlash。それから10年ほどはもうWeb制作においてもスタンダードな技術として定着していました。
が、ここ5年ほどでその地位がガラガラと崩れ去っています。
Flashがウィルスの温床になっていると脆弱性が問題視され、まずAppleがFlashから離れます。
Macはクリエィターの代表的な道具ですので、Webクリエィターの間に衝撃が走りました。
一方で、WebサイトにFlashを多用することで表示速度が遅くなる、所謂「重い」サイトが嫌われはじめ、動画をもっと軽い技術で載せられないか研究が進んでいました。
その結果、新しいWeb構築の言語、標準で動画を扱える機能を持ち、しかも従来のHTMLとも互換性が高いHTML5が登場して、ますますFlashの地位は危うくなります。
で、つい最近、ついにChromeがFlash排除宣言をしました。
ご存じChromeはGoogle開発のブラウザで、登場して5年ほどでMicrosoftのInternet Explorer を追い越し、利用者数No1ブラウザになりました。そのブラウザがFlashにNoを突き付けたのです。
これで、もうFlashが過去の技術になるのは時間の問題でしょう。
一時はあんなにもてはやされたFlashでしたが….いやはや、盛者必衰の理を表すとはまさにこのこと。諸行無常です。
と、パケットを使い切り、とんでもなく遅い通信速度に辟易して書き始めたら長々な徒然話になってしまいました。
でも、あと10年後この調子でいくとどうなっちゃうんでしょうねぇ。
ここにきてAI技術の発達がめざましいですから、AIが有機コンピュータや量子コンピュータで動いて、想像もできないような形で生活の中に溶け込んでいるのかもしれませんね。
そう思うとワクワク楽しみだったりします。笑
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