入院 その4

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入院生活も10日を過ぎ、そろそろ絶食にも飽きてきます。笑
機能不全を起こしていた胃も腸も動き出し…といっても何も中にはないのですが…。

ただ、喉も乾かないし、お腹も空かない。「食べたい」という強い欲求はないのですね。

つらつらとメールをチェックしていると、ふと断食をした、というメルマガに目が行きまして。
今の自分の状態も実は断食なのではないか!?と思ってしまった次第です。笑

今回の入院については「リセット」という大きなキーワードが埋め込まれていると感じています。
そういう意味でも、強制的に完全絶食することで、心身共にデトックスしてしまおうというわけですな。
さすがに健康体ではないこともあって、体が軽いとか気分が清々しいとかはあんまりないですけど、
そういえば、入院したての頃は、辛いのだけれど、心の奥底ではこの入院を楽しんでいる、喜んでいる、と
感じていました。それは今でも何となくあるのですが、最初の頃よりはだいぶ薄いです。

これは潜在意識の下の魂のエネルギーに思えます。とすればやはり魂の望んだことなのでしょう。

確かに、断食的な効果もあると思います。
まず、自分の食生活の改善を、あれやこれやと考えています。それに伴って、料理のレシピから始まって
色々なものに対する視野が広がった感じがします。
逆に、何を今まで自分は縮こまって物を見ていたのだろう、と気づく感じです。

こんなことしなくても素直に、1週間断食すりゃいいじゃない、というご意見もございましょうが、至って
不精な私で御座います。いきなりやれって言われてやるかどうか…。笑
というわけ、今回の経験ということで…。笑

でもね、今回すでに10日断食して(もちろん24時間点滴で水分と最低限のカロリーは補給していますが)みて
自分でも1日、2日のプチ断食だったらできるな、と今回思いました。
週一とは言わないまでも、月一とか、ちょっと最近身体が思いな、と思ったらやるとか。
ともかく、今回の経験はそういった新たな生活習慣についても気づかせてくれています。

その一方で、今回の完全絶食、常時500mlの点滴が2本。これが大体6時間でなくなりますので、24時間合計8本
毎日4Lの供給になります。(その分トイレの回数も半端なく多くなるので、帳尻は合うのです)
で、その成分なのですが、塩化ナトリウムや塩化カリウム、塩化カルシウムといったミネラル分が主体のものに
タンパク質消化酵素抑制剤を加えたものが6本、後の2本には加えてブドウ糖が入ったものという構成で、
カロリーについては本当に最小限です。

治療で、ほとんどベッドの上での生活とはいえ、こんなんで人間生きてしかも治癒できるもんなのだな、と
ちょっと感心してしまいました。

いろんな意味を含んでいる今回の入院。
まあ、大きな節目であるなら、いろいろ盛りだくさんなのも当然でしょう。
それくらいないと、苦しんでお金も結構払って、釣り合わないってものですかね。笑

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