今朝、目が覚めて、何気なく点けたTVから衝撃的な話が流れてきました。
プリンスが亡くなったというのです…。
自宅兼スタジオのエレベーターの中で亡くなっているのが見つかったそうです。
死因はまだ発表されていませんが、4月に入って、自家用ジェットで移動中にインフルエンザで倒れ、ライブをキャンセルしたそうで、最近も自宅で療養中だったそうです。
57才….。若すぎます。
プリンスは大ファンというわけではありませんでしたが、その天才振りには驚かされてきました。
アルバムが出るたびに、聴いてみるのですが、特に90年代のものは特に先を行き過ぎていて、ビックリしつつピンと来なかったりします。でも、10年以上経って聴きなおしてみると、イイんですよね。ホント、天才だと思います。
ちなみに、最近プリンスのアルバムでの中では、「Come」がお気に入りでした。
プリンスの真骨頂といえるファンクロック前面押しではなく、ジャズの要素やEDMっぽい雰囲気など、ちょっと違ったプリンスを見せてくれます。
全体に大人なプリンスと言う感じでしょうか。
ちなみに、このアルバム以降、「Prince」の名前を捨てて、例の読み方の分からないシンボルマークがクレジットされることになります。
今日一日、特にFM局はプリンス一色になるんでしょうね。
デビッド・ボウイといい、プリンスといい、今年に入って音楽会の巨匠と呼ばれる人が逝ってしまわれています。
ただ、プリンスにしろ、ボウイにしろ、私が感じるのは、「出し切った」という感覚です。
その才能で作り出すものは全て作り終えた=この世での役割は終わった、ということなのでしょう。
本人としては、「まだ終わってねぇ~っ!!」という感情もあるかと思いますが、魂的には出し切ったということだと思います。
1980年代から新世紀に入り2016年までが、音楽的にも一区切りなのかもしれません。
しかしながら、今後はプリンスのような強烈なアーティストはあまり出てこないと思います。彼のような天才が出てこないという意味ではなく、奇抜というか人の予想の斜め上を行くようなものという意味です。
たしかに、スーパースターはたくさん出てくると思いますが、もっとその時代の人の感覚に寄った作品を出す傾向になっていくと思います。
なんせプリンスは、常に先を行ってしまっていたので、何でこうなっちゃったのか判んないけど、凄くイイ!という感じでしたからね。
そういう意味では、今いるのはレディ・ガガくらいでしょうか。でも彼女の楽曲はどちらかというと、今の時代に沿ったものだと思います。奇抜なのはビジュアルの発想ですね。
とにもかくにも、また一人大きな星が天に戻りました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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