大地震の際の備え

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今日は関東地方でも雪が積もり、交通機関も大混乱しております。
今は通勤がないので、雪かきしなきゃならんかなぁ、このまま解けてくれればいいなぁ~。」とのほほんとしていられますが、車で通勤するとなったらまた大変だったなぁと思い返しております。
やはり自然の前には人は無力ですね。

また、あまりスピ的な話ではないのですが….。

1月17日は阪神神戸大震災の日でした。
当日、朝起きてTVをつけると大変な光景が広がっていました。
すぐさま、当時の自分の上司に連絡を取り、「TV見てますか!?大阪が大変なことになってます!!」と電話で叫んだのを覚えています。
当時、勤めていたメーカーの本社が大阪、工場が奈良にあったので、とても人事ではなかったのです。

昨日のNHKスペシャルであの地震で亡くなった方の死因や建物の倒壊状況、火災の発生状況、消防隊の救助における障害まで膨大なデータに基いて分析していました。

その中で、こうした大震災で一人でも多くの人が助かるための重要事項が示されていました。

1.大きな地震を感じたら、すぐうずくまる姿勢をとること。(木造住宅は耐震補強をすること)
2.地震がおさまったら、真っ先に家のブレーカーを落とすこと。ガス栓も止めること。
3.親族、友人、知人の安否確認に「絶対に」車を使用しないこと。

1.については、地震発生直後の死因で最も多かったのが圧死でしたが、さらに突き詰めるとその60%以上が「窒息死」だったとのことです。
なぜ窒息してしまうのか。それは、建物の倒壊などで仰向けの状態で梁などの重量物で横隔膜や肺を圧迫されると、肋骨が折れるほどの重量でもないのに呼吸が出来なくなってしまうのだそうです。
ですので、揺れが大きい!と感じたらまずは腹ばいもしくはうずくまる様な格好を取れば生存率は高まります。
番組では古い木造住宅の耐震構造を上げることが急務だと言っていましたが、恐らくはそんなに急には対策出来ないでしょう。ですので、せめて自分の姿勢を変えることで少しでも生存率を高めることが必要だと思います。

2.については、地震の後、多くの犠牲を出したのが火災でした。
番組での分析では「通電火災」がその半数以上であったとされていました。地震から4時間経った後に火災が発生し、一帯を焼け野原にしたこともあったそうです。
震災直後は停電しますが、その後徐々に復旧してゆきます。が、地震直前まで使っていた電気ストーブなどに通電され、その上にかかった可燃物から発火するわけです。その他にも断線によるショートや電気による発火の理由は数々あります。
ですので、地震の直後、建物が無事でもまずはブレーカーを落とすことで、通電火災をかなりの割合で防ぐことが出来ます。
そうして、落ち着いて家の中の状況を確認して、火元になるようなものがないこと確認してからブレーカーを入れるようにします。
強い揺れを受けると、ブレーカーを落としてくれる器具も販売されているようですが、普及率は3%程度だそうです。
これ、とってもアナログです。笑
ブレーカーのスイッチノブに括り付けられた紐の先にそれなりの重量があるボールが括り付けられていて、強い揺れを受けるとボールが落ちてブレーカーを切ると言うものです。
こんなものです。ものすごくアナログでしょ?買わなくても自分で作れるくらい。笑 でもこういうどうってことないものが命を救うこともあるわけです。
ガス栓は、最近の計量器が大きな揺れを感知すると自動でガスを停めるようになっているようですが、これも用心のためです。
プロパンの場合はボンベの栓を止めることです。

3.についてですが、大災害が起こった場合、その地域の消防では到底対応しきれない状況になります。そのとき全国の消防に応援を頼むことになるのですが、阪神淡路大震災で問題になったのは、安否確認に車を使用したことによる渋滞だったそうです。
ヘリ等で被災地にいける人員は限られます。応援部隊は基本陸路で被災地に向かうわけですが、渋滞で道がふさがっていれば当然救助に時間がかかります。
我よしの考えで、車を使用することで救える命を死に追いやることになるのです。
運転中に地震にあった際には、車を左に目一杯寄せて「キーを挿したまま」その場に車を捨てて徒歩で避難して下さい。これはいろいろなところで言われていることですが、上記の理由もあるのです。

災害等で亡くなる方も、そこまでの寿命で設計図通りだということもありますが、残された方々には悔いが残ります。これはその人にとってのカルマになってしまうことも多いのです。生き残った方々が出来るだけのことをした、これ以上は何も出来なかったと悔いを残すことを少しでも減らすことは、この世に生きている人全てのやるべきことです。あえて言います。やるべきことです。

できるだけのことはすることがよしだと思います。

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