自分の常識は他人の常識ではない でも、いつも引いてはいけない。

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お腹の具合もなんとか良くなりまして、ようやく通常運転でございます。

ほとんど丸3日間、仕事も停滞してしまい、さて捲らにゃ、と動き始めたのですが、昨日、いろいろと考えさせられる出来事に合いました。

クルマで出かけて用事を済ませ、さあ、家には何にも食い物がないぞと、帰りがけに家の近くのスーパーに買い出しに寄ったのでした。
買い物を済ませて、駐車場の自分のクルマに戻り、さて帰ろうとエンジンをかけた時、左隣のスペースにクルマが入ってきました。
さて、出ようとした時、そのクルマから女の人が降りようとしていたのですが、そのクルマのドアが私のクルマにガンッ!

風に煽られたのかな、まあ、そんなに大きな音もしなかったし、大したことないだろうと、そのままクルマを出して家に戻りました。

家の駐車場で、左のドアを確認してみると、結構目立つ凹みが付いていました。

一瞬「もう現場離れちゃったし、まあ仕方ないか」と思ったのですが、「いやいや、これはちょっとスルーする訳にはいかないな。」と思い直し、家に入らずまたそのスーパーに戻りました。(家からクルマだったら2,3分のところです)

私の停めていたスペースはまだ空いており、問題のクルマもまだそのままありました。

クルマで2、30分ほど待っていると、そのクルマの女の人が戻ってきたので、ドアをぶつけられて、凹んでしまったと、凹みの場所を示して言いました。
なんと、その人は「あのくらいでドアをぶつけても、こんなになるわけがない。言いがかりだ。」と言うのです。謝罪の言葉一つもありません。

正直、驚きました。「こういう対応をするんだ。」と。

この人と対峙した際に、ふっと、この人は何だか追い詰められているようで余裕がないことは感じました。(あ、身なりは普通ですし、クルマもちゃんとしたクルマでしたよ。)ですが、自分を守る意識が強すぎるというか、追い詰められた猫のような雰囲気を感じるのです。
「ああ、この人とはあまり関わっていけない」と私の中のアラームが鳴るのですが、ここでそうですかと引き下がるわけにもいかないし…。

凹み自体はスポットで直せば、2~3万円程度直りそうなものなので、保険を使って直すのも等級が下がったりなんだりで大変かもしれないし、その場の示談の方がお互い時間も取られなくていいかな、と思って、名刺を出して、「修理して請求書をお送りします」と言ったところ、それは拒否すると言うのです。
もう、そこからは、これは言いがかりだ、自分でつけたキズを人に直させるのか、と罵詈雑言。
しまいには、名刺を出してきて請求書を送るなんて、ヤクザみたいだとまで。ヤクザ呼ばわりされるとは思いませんでした。

ああ、こりゃダメだ、ということで、じゃ警察呼んで、事故処理してもらいましょう、ということで110番。

警官が来るまでの30分ほど、クルマの中で考えていました。

こっちはドアぶつけられた方なのに、なんでこんなに言いたい放題言われて、気分の悪い思いをしなきゃいけないんだ。
あのおばさん、おかしい、病んでるんじゃないのか!?

と思ったのですが….。

でも、そっか、普通ドアの凹みを直すなんて言ったら、ドア一枚板金で10何万になるっていう認識がまだまだあるかもな、しかもこっちは外車だし。
そこで、名刺出されて請求書送るって言われたら、警戒もするわな。

と思い直しました。自分の中の常識は他の人の常識ではないんだと。
こっちに悪気がなくても、悪意に取る場合はあるんだな、と再認識。哀しいことですが、私の方も切り出し方が悪かったということで。

ただ、受け取る方の状態も大きく影響すると思います。実際この人はかなり追い詰められたようなエネルギーを発していたのが、対峙した瞬間判りましたから、ネガティブを掘っていってしまうような精神状況であったのだと思います。

それと、これまでであれば、多分私は、「まあいいや、仕方ない」と引き下がっていたと思います。
でもですね、昨日は、「これではいけない!」と自分の中から湧き上がってきたんです。

これまで、私はこういった悪い状況に陥った時に、自分が悪いんだ、自分が我慢すれば事は収まる、別に我慢しても大きな損害になるわけじゃない、そんな風に考えがちでした。
これは、私自身にとって大きな課題だったと思います。自分を認めてあげること、受け入れてあげることは、我慢することではない、立ち向かう時には立ち上がるのだということです。

警官がやって来て、事故処理を行っている間も、相手の女の人は「言いがかりだ、こんなキズになるわけがない」「そもそも、枠にきちんと停めていないのがいけない(私のクルマはクーペでドアが大きいので、降りるとき隣のクルマにぶつけないよう、一人の時は左に若干寄る癖があるのは認めます)」と、わあわあ言っておりました。思わず一度、「ぶつけたのは、そっちじゃないか!何様のつもりだ!ふざけるな!」と声を荒げてしまいました。

でも、それ以上言い合っても仕方のないことだし、何を叫ぼうがわめこうが相手にしませんでした。
事故自体は、相手の保険会社とのやり取りとなるので、直接本人とはやり取りしなくて済みそうなのでホッとはしております。

金額や事の大きさではなく、いつもいつも、自分が引くことで事を収めることは、自分を認めてあげることではない、ということを改めて感じさせられました。

それと、久々に非常に気分の悪い思いをしましたが、そんな時に相手に対して持つ感情も受け入れてあげることは大事だと思います。
自分に「そりゃ、あんなこと言われれば怒るよね」「苛立っちゃうよね」と言ってあげることは、よくいう「感情を感じつくす」ことにつながると思います。
そうすると、すっと冷静になれるものです。

また、面倒なことから出来るだけ遠のこうとする部分もありますので、その辺は見直すように、という意味合いもあるのだと思います。笑
実際、切り出した方を間違えたのは、昨日はなんだかんだで朝から何も食べていなくて、買い物して家で遅いお昼を食べようと思っていた矢先の出来事だし、食中毒で遅れてしまった作業を巻き返したいと思っていたところだったので、ここで、また1時間も2時間も浪費するのはやだなぁという思いがあったからだと思います。

その他、感じたことはもっと多かったのですが、結果から言えば、これもガイドチームが仕掛けた気付きの出来事なのでした。
ちょっとショッキングでしたが….。笑

しかし、今年の師走は、のっけからいろんな事が起こりすぎです。ホント。汗

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